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脳ドックについて

脳ドックとは、現在症状がない方を対象に、脳や脳の血管を詳しく検査して、脳の病気や危険因子を早期に発見するためのものです。

脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)は、それまで元気だった方に突然発症して、生命を失ったり、手足の麻痺や言語障害などの重い後遺障害を残したりすることが少なくありません。そこで、危険因子を早期に発見し、予防をすることが大変重要となります。

症状がまだあらわれてない小さな脳腫瘍を発見することで、早期治療を行うことが可能となります。

物忘れが気になる50歳以上の方には、物忘れドックをおすすめいたします。認知症も早期に治療を行うことで病状の進行を遅らせることができるとされています。

発見できる病気

脳梗塞

脳梗塞は、脳の血管が閉塞することで脳細胞が壊死を起こす疾患です。頭部、頚部の血管の動脈硬化や不整脈などによって起こります。MRIでは自覚症状がないのに脳梗塞が発見されることがあります。
この無症候性脳梗塞(症状がない脳梗塞)がみられる人は、将来脳卒中を起こす可能性が高いといわれています。

脳動脈瘤

くも膜下出血は突然死に至ることがあり、救命できても重度の後遺障害を残すことも多い疾患です。くも膜下出血の原因のほとんどが脳動脈瘤(脳動脈にできるこぶ)の破裂によるものです。
MRAで破裂前に脳動脈瘤を発見することができ、くも膜下出血の予防治療を行うことができます。

脳出血

高磁場MRIでは、症状のない小さな脳出血後変化を診断することができます。
MRIでは無症状の小さな脳梗塞と脳出血を鑑別することが可能なため、適切な治療をすることができます。

動脈狭窄症、閉塞症

MRAで脳や頚部の血管が細くなったりつまったりしているのを発見できます。
頭部、頚部の動脈の狭窄や閉塞は、重度の脳梗塞の原因となるため、適切な治療が必要となります。

脳腫瘍

自覚症状がない小さい脳腫瘍の発見ができます。早期発見をすることが適切な早期治療につながります。

認知症

認知症の中で最も多いアルツハイマー型認知症は、現在完治することは難しく、進行を遅らせる治療が行われています。早期診断、早期治療によって、進行を遅らせる可能性が高くなります。
また、治る可能性がある認知症の原因疾患を診断することができます。

コース

簡易脳ドック

MRI検査のみをご希望の方におすすめ

検査内容
問診、頭部MRI、頭部MRA、頚部MRA
所要時間
約1時間

標準脳ドック

日本脳ドック学会のガイドラインに準じた脳ドックです。

検査内容
問診、頭部MRI、頭部MRA、頚部MRA 、
身長体重測定、血液検査、心電図検査、血圧脈波検査
所要時間
約2時間

物忘れドック
オプション検査

50歳以上の方で、物忘れが気になる方におすすめ

検査内容
早期アルツハイマー型認知症検査(VSRAD) 、認知症診断テスト
所要時間
約1時間
  • 脳ドックは、症状のない方を対象とした検査のため、自費診療(保険外診療)となります。
    料金はお問い合わせください。
  • 結果は後日ご説明させていただきます。
    尚、血液検査の結果やMRIの説明内容を記した報告書は、改めて郵送させていただきます。

検査

頭部MRI検査

1.5テスラの高磁場MRIで、様々な角度の脳断面画像を撮影します。
※テスラ…磁場の強さを表す単位で、数字が大きいほど鮮明な画像が撮影できます。

頭部MRI画像

頭部、頚部MRA検査

MRIと同じく、強力な磁場を用いて、血管だけを鮮明に画像化する検査です。
くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤を発見したり、脳梗塞の原因となる血管の狭窄や閉塞を調べることができます。

頭部MRA画像

早期アルツハイマー型認知症検査(VSRAD)

MRI画像を用いて、海馬傍回の萎縮度を数値化し正常脳と比較します。
アルツハイマー型認知症は、早期発見、早期治療によって、症状の進行を遅らせることが可能になってきました。
50歳以上の方で、物忘れが気になる方におすすめいたします。

萎縮が見られる海馬

血圧脈波検査

心臓の拍動による血管の振動(脈波)の伝わる速度を測定し、血管の硬さ、血管のつまり具合、血管年齢を調べることができます。
あお向けに寝た状態で、両腕・両足首の血圧と脈波を測定します。

血圧脈波検査
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